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 続いて桜木氏は,「ここを外しちゃダメだろう CGによる人体ダメなものランキング」を紹介。これは,人体のCGをよりリアルなものにするうえで注意したいポイントを,ランキング形式で説明していくというものだ。

 第5位として,「体幹の動き」がピックアップされた。桜木氏は,人が,上半身が固まったままの状態で動くCGを見たことがあるそうで,これでは外見がいくら若くても,老人のように見えてしまうという。

 第4位として紹介されたのは,「皮膚の素材感」。皮膚は二重構造になっており,透明の膜と半透明の膜で構成されているのだそうだ。

 第3位は「表情筋」。CGアニメには,キャラクターの表情が怖く,よく表現できているものが少ないという。桜木氏によれば,これは,表情筋の働きを理解できていないことが原因とのこと。
 表情筋は,必ずしも「表情をつけるための筋肉」ではなく,「顔の窓」(眼,口,鼻,耳)を開け閉めするための筋肉なのだそうだ。表情筋の形状は放射状または輪状になっており,複数の表情筋の動きにより,表情が作られているという。


 次に第2位として,「肘から手の動き」が紹介された。普段,ほかの人と会話をするとき,手や肘の動きは常に視界に入る。見慣れている分,これらの動きが雑に作られていると,大きな違和感を覚えてしまうそうだ。

 そして第1位は,「肩の動き」。桜木氏は,人の動きを表現するうえで肩は非常に重要な部位であり,しっかり作り込まれていないと人体全体の動きがおかしくなってしまうと説明していた。

 桜木氏は,このうち第2位に入った肘から手の動きについて,より詳しい説明を行った。
 前腕部(肘から手首まで)には,母指(親指)側の骨である「橈骨」(とうこつ)と,小指側の骨である「尺骨」(しゃっこつ)がある。これら2本の骨は,平行にしたり,交差させたりといったことが可能で,これによって腕でさまざまな動作が行える。
 桜木氏によれば,人体をCGで表現する場合,手首の小指側にある突起を描くことが重要とのこと。こうするだけでも人間らしさが増すそうだ。

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